工芸の世界体験を 28、29日に「クラフトヴィレッジ」 作家らがワークショップ

2022.05.23
地域観光

「丹波篠山クラフトヴィレッジ 学ぶ工芸」への来場を呼び掛ける委員ら=兵庫県丹波篠山市北新町で

兵庫県丹波篠山市内で活動するさまざまなジャンルの工芸作家が製作体験会を開いたり、手塩にかけた作品を販売したりするイベント「丹波篠山クラフトヴィレッジ 学ぶ工芸」(同製作委員会主催)が28、29の両日午前10時―午後5時、篠山チルドレンズミュージアム(ちるみゅー、同市小田中)で開かれる。委員らは、「作家の業を体験してもらえれば」と来場を呼び掛けている。

イベントには陶芸や木工、革、彫金、時計、ガラス、竹工芸、布などの約20工房が参加。作家が陶芸の絵付けや豆皿づくり、木製の楽器づくり、綿繰りなどを指導し、参加者が製作を体験するワークショップを開く。作品作りを通し、プロの技術を見せたり、作家の感覚や考え方に触れてもらったりしながら、ものづくりの楽しさを伝える。

いずれのワークショップも子どもも大人も楽しめる内容。各工房の作品を販売するほか、市内の飲食店による串カツやパン、カレーなどの飲食ブースも出店する。

同委員会は昨秋、市内各工房を開放する「オープンファクトリー」や王地山陶器所を会場に、市内作家の作品を販売する「クラフトマーケット」を初企画。作家や工房の情報を発信し、「作り手と使い手をつなぐ」取り組みを続けている。
製作委員会の加古勝己代表は、「できる限り多くの人に丹波篠山の工芸を知ってもらい、体験してほしい」と話している。

詳細は、フェイスブックやインスタグラムでも発信している。「丹波篠山クラフトヴィレッジ」で検索を。

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