兵庫県丹波市春日町野村の婦木農場が、同農場で飼育する牛から搾った牛乳で作るチーズなどを販売する「丹波チーズ工房ショップ」を敷地内にオープンした。昨年、全国コンテストでグランプリに当たる農林水産大臣賞に輝いた「蔵熟成ゴーダ」など7種類のチーズに加え、すっきりした甘みが特長のソフトクリーム、自家製の米や野菜も販売している。チーズ製造を担当する婦木敬介さん(29)と妻の百合香さん(29)がメインで切り盛りしており、「食卓を彩る商品を扱っています。ここでしか食べられないソフトクリームもお薦めです」と来店を呼び掛けている。営業は土・日曜、祝日の午前11時―午後4時。
小麦の製粉用に使用していたコンテナを改装し、ショーケースを置いた。今春に商品化したばかりの「蔵熟成ラクレット」や、「モッツァレラ」「フロマージュブラン」など各種を販売。昨年、国産ナチュラルチーズの最優秀を決める「ALL JAPANナチュラルチーズコンテスト」でグランプリを獲得し、ネット販売では品薄状態の「蔵熟成ゴーダ」も数量限定で並べている。
ソフトクリームは2種類を用意。同農場の牛乳を使った「フレッシュソフトクリーム」(税込400円)と、自家製の小麦とチーズで焼いたビスケットをトッピングした「婦木農場プレミアムソフト」(同500円)。近くのテラス席で味わうことができる。
今後、チーズ作りが体験できるワークショップも計画している。婦木さんは「声を掛けてもらえれば牛舎を案内できるので、チーズができるまでの工程も合わせて楽しんでもらえれば」と話している。
婦木さんのインスタグラムや、同農場のフェイスブックなどでショップ情報を発信している。