立候補予定者が13人と、異例の大人数になっている参議院選挙兵庫選挙区の選挙ポスター掲示板の設置が、兵庫県丹波市内で急ピッチで進んでいる。当初の県選挙管理委員会の見込みより立候補予定者が多く、掲示スペースを2人分継ぎ足すなどの手間がかかり、設置担当者は手を焼いている。
市内330カ所への設置は、市シルバー人材センターが請け負っている。市選管によると、当初12人分で看板を発注するよう県選管から指示があったが、その後、2人分増やす指示があった。
選挙日程を考慮し、14人分の発注を終えた後で、さらに2人分追加を求められ、薄い板の継ぎ足しが生じた。合わせて、14番目の掲示番号の所に記載していた「参議院兵庫選挙ポスター掲示場」の注意書きを、上から白いシールを貼って隠す手間も加わった。選挙のたびにポスター掲示板を立てに回る男性は「脚を増やして補強しているけれど、継ぎ足した部分が弱いので、看板を起こすときに気を遣う」と話していた。