兵庫県丹波篠山市内の水路で、地元の児島優起君(8)が準絶滅危惧種の希少なトンボ「グンバイトンボ」を見つけた。
体長35ミリほど。オスの脚には特徴的な細長く白い脛節(けいせつ)があり、これを相撲の行司が立ち合いの際に使う「軍配」に見立てて名前の由来になっている。オス同士の争いやメスへのアピールなどを行う際に、自分の存在を強く示すためとされる。
虫捕りが大好きで、生き物に興味がある児島君。母の瑶子さん(38)によると、昨年、弟の歩君(4)がグンバイトンボを見つけており、後に希少な種とわかったことから、「今度は自分が見つけて新聞に載りたい」
と話していたという。写真を撮影した後、すぐに逃がしたそう。
児島君は、「見た目は普通のトンボやけど、脚が面白い形。学校のみんなに自慢できそう」と笑っていた。