ロケの舞台で再上映 三浦春馬さん出演「森の学校」 製作20周年を記念し

2022.07.05
地域

映画「森の学校」で好演した三浦春馬さん。映画のワンシーン

兵庫県丹波篠山市出身で、昨年逝去した世界的霊長類学者・河合雅雄さんの著書「少年動物誌」を原作に製作され、俳優の故・三浦春馬さんが子役時代に好演した映画「森の学校」のフィルム上映会が、8月20、21日の両日、田園交響ホール(同市北新町)で行われる。両日ともに午前10時―、午後1時半―の2回上映する。

昭和10年代の丹波篠山を舞台に描かれた作品。同市出身の映画監督、西垣吉春さんがメガホンを取った。城下町や里山の豊かな自然の中、生き物と触れ合いながら、たくましく育つ少年の姿を描いている。市内各地でロケが行われ、主演の神崎愛さんと篠田三郎さんと共に、当時12歳の三浦さんが出演した。

フィルム上映会は、製作20周年を記念して開く。昨年9月にも上映会を開いたが、三浦さんのファンらから再上映を希望する声が多く届いていた。今年は、河合さんを知らない子どもたちにも見てもらおうと、夏休み期間中を選んだ。

西垣監督は「情報過多の世の流れの中、歩くスピードで描いた物語。親子三代で楽しんでいただけるとうれしい」とコメントを寄せている。

既にチケットの販売を開始している。大学生以上の大人1600円、高校生から小学生、障がい者(付き添いは1人まで)は1000円、未就学児無料。全席自由。当日購入も可能。

購入は同ホール窓口か、ホームページ(https://tamsakanko.official.ec/)から。

また両日、城下町周辺のロケ地を巡るツアーも同時開催するが、チケットは販売開始後、4分で完売した。

関連記事