北嶋の古民家は農地付き。改修後、今秋に同県宝塚市から移住する白鞘孝一さん(56)、知美さんが今春に購入した。すでに夏野菜を育てており、土蔵をプライベートの音楽スタジオにする計画の孝一さん。ツアーで参加者らの質問にも答えた。
古民家改修業者、暁月建築(本店・宝塚市)の鈴木裕明代表取締役が改修のポイントを説明。耐震診断を受けるなどして安全性を確保することや、構造や屋根はプロに任せるなど、DIYのプロとアマの区分を意識することの大切さを話した。鈴木代表取締役の母親は丹波篠山市乾新町出身で、まもなく本店を同市山内町に移すという。大阪府から参加した50歳代の夫婦は「ロケーションや金額などで中古物件を探している。移住後、商売をする上でも丹波篠山のネームバリューは高い」と話していた。
8月下旬―9月頃には、「子育て支援ツアー」を行う予定。