大玉ごろごろ ”幻”の「大山スイカ」販売始まる 夏の球形「今年は特に大ぶり」

2022.07.15
地域

ずらりと並ぶ大玉のスイカ。夏を感じる球形だ=2022年7月15日午前10時33分、兵庫県丹波篠山市一印谷で

兵庫県丹波篠山市大山地区の特産品「大山スイカ」の販売が15日、始まった。毎週火・金曜に、地元のJA丹波ささやまの部会員9人が収穫した10キロ近い大玉のスイカが、同JA大山ライスセンター(同市一印谷)に集まり、個人客に販売したり、青果店に出荷したりしている。

水分が多く、強い甘みときめ細かい果肉が特徴。同地区内で収穫された品種「富士光」「祭りばやし」に限定される。

60年ほど前には約40軒の農家が栽培していたが、近年は高齢化により生産者が減少。地元以外の市場に出回ることは珍しく、今や「幻のスイカ」ともいわれる。

雪岡昌部会長(68)は「今年は例年より気温が高かったせいか、生育が早く、特に大ぶりなものが多い」と話している。

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