兵庫県丹波篠山市波賀野の上山喜孝さん(62)が育てているアサガオの花やつるが、ハート型を形づくっていると話題になっている。育てている畑は交通量の多い国道176号沿いにあり、道行く人を楽しませている。中には、“映える”と写真を撮る人もいるという。
獣害防止柵を利用して縦横2㍍、奥行き3㍍ほどのアサガオ用の棚を作り、つるをはわせている。棚の柱の補強に、斜めにつっかえ棒を取り付けたところ、そこを伝うつるがハート型のとがった部分を描いたようになった。「もともとハート型を狙ったわけではないんです」と笑う。
育てているのは、宿根アサガオ(ヒルガオ科サツマイモ属)という品種。7月上旬から鮮やかな紫色の花を付け、11月ごろまで楽しめるという。
20年来、ガーデニングが趣味で、ほかにも10種類ほどの花を育てている。5年ほど前から、このアサガオを育てており、円柱型の棚も作っている。
上山さんは、「人が見て、楽しんでもらえればと思っていた。写真を撮ったり、話し掛けてもらったりして、思わぬ反響です」と笑顔で話していた。