地元の資源を活用し、地域の活性化を図ろうと、兵庫県立氷上西高校2年生の授業「探究Ⅱ」の一環で7日、かつてアマゴの養殖を行っていた同市青垣町稲土の施設「清流館」で、同市内の子どもたちを招いたアマゴつかみイベントが開かれた。120匹のアマゴが養殖池に放され、子どもたちは1匹捕まえるごとに大歓声。ずぶぬれになりながらも楽しいひとときを過ごしていた。
地域と協力して活動する授業で、自然好きが集まった「アマゴ班」8人が企画した。イベントまでにメンバーらが会場周辺の草刈りをしたり、地域住民と共に広さ30平方㍍ほどの養殖池を掃除したりして準備した。
30人以上の子どもたちが来場。子どもたちは30㌢ほどの深さの池に入り、元気よく泳ぐアマゴを追いかけた。
今年3回目のアマゴつかみだったという臼井光君は、「アマゴは物陰に隠れるから、そこを狙った」と得意顔。同高校の大槻柊太君は、「子どもたちが楽しんでくれてうれしい」と話していた。