兵庫県丹波市氷上町成松の愛宕神社でこのほど、1年間の地域の安穏を祈願する「防火防災祈願祭」が行われた。例年8月23、24日に開催される愛宕祭が、コロナ禍で3年連続の中止となり、今年も神事のみ執り行った。
梅本春彦宮司らによる神事の後、高山寺の山本祐弘住職らによる護摩供養があり、護摩壇に祈願札をくべて祈りを捧げた。氏子総代(67)は、「これで火事なく1年間無事に過ごしたい」と話していた。
愛宕祭の中止を受け、有志らが子どもたちのために夜祭を企画していたが、新型コロナの感染拡大により、中止した。また、来年度以降、伝統の愛宕祭をどのように運営していくか、今後、協議するという。