お米いっぱい 昔ながらの方法で稲刈り 都市住民が体験「楽しかった」

2022.09.12
地域自然

刈った稲をうれしそうに手にする子どもたち=兵庫県丹波篠山市川阪で

人口41人の兵庫県丹波篠山市川阪集落で、自然資源を活用した農業体験を楽しむプログラム「川阪オープンフィールド」が開かれた。京阪神間の都市住民を中心に約100人が参加し、昔ながらの方法で稲刈りを体験した。

休耕田だった田んぼも含め、約1・5㌃で体験。鎌で刈り取った稲を束ね、稲木に架けていく作業を行った。稲は1週間程度、天日干しする。

参加者たちは「めっちゃ暑い」と汗を拭いながらも一心不乱に刈り進めていき、「すごいでしょ」「お米がいっぱい」などと子どもたちの元気な声が響いていた。

同県芦屋市から参加した女性は「稲刈りは、もっと涼しくなってからやるものだと思っていた。都会ではできない体験」と話し、8歳の娘は「最初は難しかったけれど、ささっと刈れるようになって楽しかった」と笑顔だった。

関連記事