「丹波竹田祭」の宵宮行事が8日、兵庫県丹波市市島町中竹田の一宮神社で開かれ、京都府福知山市の福知山淑徳高校和太鼓部(25人)がはつらつと祭囃子を奉納した。台風による中止とコロナ禍のため、4年ぶり。みこしの宮入りは今年も行われなかったが、祭りのにぎやかさを一歩取り戻した。
同校和太鼓部は、東京ドームで行われた2020年の「ふるさと祭り東京」に、京都府代表として出演した本格派。和太鼓プロ集団「DRUM TAO」の「大祭」や、「鼓童」の「IRODORI(彩)」など4曲を力いっぱい演奏した。篠笛や鉦、扇、手作りのまといも登場し、観客の手拍子で盛り上がった。
地元市島町出身で同部副部長の高雄柚羽さん(3年)と吉田華さん(同)は「4曲を演奏するのは久しぶりだったので、練習は大変だったけど、お客さんも一緒に『わっしょい』と言ってくれて、すっごい楽しかった」と話していた。