兵庫県の丹波市観光協会は誘客と市の魅力発信を狙い、同市春日町の黒井城の「御城印」など複数の同協会グッズを刷新したり、新たに開発したりして販売を始めた。地元デザイナーが手掛けた、丹波竜のマスコットキャラクターちーたんを随所にあしらったサコッシュ(斜め掛けの小さなかばん)やクリアファイルなど、普段使いができて、まちのPRにもつながるアイテムを中心に5種類を新商品として展開している。
御城印は、城(城跡)を有する全国各地の観光地で登城記念として人気を集めている。刷新した黒井城の御城印(500円)は、「丹波 黒井城跡」の文字を黒々と記し、その背景に城主・赤井(荻野)直正の家紋「丸の内雁金」「藤の丸」と、紅葉したモミジを描いた秋バージョンで、1000枚限定。来春には春バージョンの発売を予定している。
ちーたんをあしらったサコッシュとクリアファイルは、同町のグラフィックデザイナー、中川早苗さんが手掛けた。
サコッシュ(850円)は、モミジとたわむれるちーたんのイラストがえんじ色でプリントされたA5サイズのコットン製。「丹波もみじめぐり」を楽しむ際、御朱印帳を入れることを想定した。
クリアファイル(200円)は2種のデザインで展開。雲海に浮かぶ黒井城跡で遊ぶちーたんを描いたものと、特産物の丹波大納言小豆や黒豆、丹波栗、ブルーベリーなどの12種を、シルエットとイメージカラーで描き、それらを規則的に配置したものがある。
このほか、ちーたんフェイスタオル(イエローとピンクの2種。700円)、ちーたんブロックメモ(8㌢四方、200枚つづり。ピンク、アイボリー、ブルーの3種。450円)もある。
同グッズは、丹波ええとこナビ(同町七日市)、かいばら観光案内所(同市柏原町柏原)、ひかみPA観光案内所(北近畿豊岡自動車道下り・ひかみPA内)、丹波竜化石工房ちーたんの館(同市山南町谷川)のほか、同協会インターネットサイト(御城印を除く)で販売している。