どのみそがお好み? 手造りみそ持ち寄り試飲会 「こんなに味違うなんて」

2022.12.02
地域

だしで溶いた手造りみそを試飲し合う参加者ら=兵庫県丹波市春日町黒井で

兵庫県丹波市春日町黒井のしろやま交流館で11月27日、手造りみその試飲会が行われた。今年の2月に同交流館でみそを仕込んだ33人のうち、丹波市内から9人が集まり、だし汁に溶いて味比べをした。豆は、大豆、青大豆、黒大豆、小豆の4種類、こうじは、米こうじ、麦こうじの2種類を使ったものがあり、参加者らは「同じ分量なのにこんなに味が違うなんて」と盛り上がっていた。

黒井地区自治協議会活動推進員の井口千歳さん(57)が音頭を取り、5年ほど前からみそ造りを行っている。井口さんのレシピに基づき、各自、好きな豆をゆでて持参。同協議会の電動ミンサーで豆をつぶし、塩とこうじを混ぜて容器に仕込んで自宅で保管している。

試飲会は、「他の人のみそも食べてみたい」という声があったことから、初めて企画。参加した山川紀子さん(72)は「原料と保管場所が違うと、こんなに味が変わるとはカルチャーショックでした。いろんな味が体験でき、情報を仕入れられて良かった」と言い、高見やちよさん(68)は、「青豆に黒豆をブレンドしてみたら、去年より甘く仕上がりました。おいしいので来年は倍の量を造ろうかな」と笑顔で話していた。

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