兵庫県丹波篠山市福住にある旧福住小学校を活用した地域交流拠点施設「SHUKUBA」でイルミネーションが施されている。校舎や裏庭、木などに、5000球のLED電球を装飾。普段の夜は「まっくろけ」という廃校舎が華やかに彩られ、クリスマスの雰囲気を演出している。25日まで。
「地域ににぎわいを」と、施設を運営するNPO法人・SHUKUBAが初企画。福住地区を拠点に活動する関西国際大の学生と協力し、赤、青、緑、黄、白の5色のLED電球を飾り付けた。
校舎の3階から前庭まで、長さ約15メートルのロープを4本たらし、クリスマスツリーの形を表現。裏庭では、高さ15メートルほどのモミの木の枝にロープを装飾した。同法人の佐々木幹夫理事長(70)は「狙っていなかったが、ペコちゃんの顔のようになった」と笑う。
家族で足を運んだ関野亮さん(44)=福住=は「子どももはしゃいで喜んでいる。年末に向けて、心がほっこりと温まる」とほほ笑んだ。
点灯時間は午後5―9時。