閉校記念し切手発行 日本郵便が1日から販売 和田・山南中の2校統合

2023.03.01
地域

きょう1日から市内の全郵便局で販売を始めている和田・山南中学校閉校記念のフレーム切手=2023年2月9日午前10時35分、兵庫県丹波市春日町黒井で

日本郵便株式会社は、今月末で76年の歴史に幕を下ろす兵庫県丹波市立和田中学校と山南中学校の閉校を記念したフレーム切手を発行する。きょう1日から、同市内全28局で取り扱いを始めている。発行枚数は400シート。1330円。

両校の現校舎の写真と、「~思い出の中学校~和田中・山南中」の題字を配したシートに、84円切手が10枚付いている。切手それぞれに両校の校舎や正門の風景、校歌が刻まれた碑、校旗などの写真が印刷されている。

市教育委員会の協力を得て、掲載写真などを選ぶなどし、約1年間かけて発行にこぎつけた。

企画した同市春日町の黒井郵便局、村上欣也局長は、「長きにわたり、地域と共に歩み、地域住民から愛されてきた両校の思い出を形にしたかった。同じく地域と共にある郵便局として、地域の歴史の一こまを切手として残すお手伝いができて何より」と話している。

市内における閉校関連のフレーム切手の発行は、2017年度に青垣小と統合した佐治・芦田・神楽・遠阪小に次ぎ2例目。

市役所山南支所の斜め向かいに建設した“新生”山南中学校が今春開校。和田・山南両地域から248人(1月時点)の生徒が通い、新しい歴史を刻み始める。

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