学び舎巣立つ 小学校で卒業式 「ノーマスク」で晴れやかに

2023.03.23
地域

高森校長から卒業証書を受け取る卒業生=2023年3月23日午前9時40分、兵庫県丹波篠山市乗竹で

兵庫県丹波篠山市内の全14小学校で23日、卒業式があった。卒業生たちはマスクを外して晴れやかな表情で式に臨み、6年間の思い出が詰まった学び舎を巣立った。

同市教育委員会は国の方針に従い、卒業式では職員や児童はマスクを外しても良いことを通知した。

同市立西紀小学校では11人が卒業。1ー5年の在校生44人や教諭、6年生の保護者らが見守る中、式が行われた。スーツなど華やかな衣装に身を包んだ卒業生たちが高森俊広校長から一人ずつ、壇上で卒業証書を受け取った。

「旅立ちの日に」を合唱する卒業生たち。体育館に透き通るようなハーモニーを響かせた

高森校長は式辞で「みなさんはこれから何でもでき、何にでもなれる可能性がある。可能性の扉を開くには、夢や目標を持って全力で挑戦することが欠かせない」と語り掛けた。在校生は6年生との学校生活の思い出に触れ、「6年生大好き」などと伝えた。

卒業生は「笑う」「努力」「決心」など、これからに向けて大切にしたい言葉を一人ずつ力強く紹介。「言葉にできないほどの感謝の気持ちと西紀小学校で過ごした思い出を胸に、未来へ向かって羽ばたく」と誓い、「旅立ちの日に」を合唱した。

関連記事