観光ツアー型サイクリングイベント「ツールド丹波お花見」(丹波サイクリング協会主催、松井崇好会長)が2日、兵庫県丹波地域内のコースで行われた。6年目の今回は阪神間を中心に定員いっぱいの50人が参加した。同協会員をガイドに、例年より1週間以上も早くピークを折り返した桜をめでながら、約65キロ(獲得標高500メートルアップ)を走破。お花見スポットを巡り、非日常のひとときを満喫した。
参加者たちは自転車にまたがり、桜並木をさっそうと駆け抜けた。時折吹き抜ける強めの風にあおられた桜の木から大量の花びらが宙を舞うと、「めっちゃきれいや」と歓声を挙げていた。
仲間数人とスタートを待っていた宮﨑直文さん(53)=大阪市=は、「今回で4、5回目の参加。丹波は四季折々の風景が美しく、食べ物がおいしい土地。きょうは満開の桜とその奥に広がる景色を楽しみたい」とほほ笑んでいた。