丹波篠山市古森の武庫川沿いに植えられた八重桜(関山)の並木が見頃を迎えている。濃いピンク色の花びらを幾重にも咲かせたボリュームのある花が春風に吹かれ、ゆらゆらと重たそうに揺れている。
同川沿いの約330㍍の区間に約30本が植えられている。
17日午前9時時点で八分咲きといったところ。
丹波の里をにぎやかに彩ったソメイヨシノはすっかり葉桜となり、山腹にアクセントを添えていたヤマザクラも花を落として他の木々の新緑に紛れてしまった今、まるでリレーのバトンを受け取ったかのように、今度は八重桜の濃いピンクが異彩を放っている。
また、西紀大橋周辺の篠山川沿いの八重桜も見頃。濃いピンク色のほか、黄色や白色など5、6種類(関山、松月、紅玉恵、妹背、鬱金など)の八重桜を楽しめる。