コシアカツバメの巣に陣取り、辺りをうかがうスズメ＝2023年4月18日午前11時9分、兵庫県丹波篠山市内で

ツバメたちが帰ってきた兵庫県丹波篠山市。巣作りは始まっているかな、と建物を見上げると、「チュンチュン」と聞きなれた鳴き声―。

昨年以前に作られたとみられるコシアカツバメの巣に陣取っていたのはスズメ。ツバメの巣を利用することは珍しくなく、スズメが高い順応性を持つことのほか、営巣する瓦屋根の民家が減っていることなどが原因と考えられている。

巣の入り口を広げたりするなど、”リフォーム”もしているよう。ツバメが飛んでくると、

ツバメの巣にジャストフィットするスズメ

「借りてますから！」と言わんばかりに追い払う。ツバメは少し離れた電線にとまった。うらめしく思っているのだろうか。

ツバメにとっては受難だが、スズメも子孫を残すため、必死に知恵を働かせている。自然界は大変だ。

【丹波新聞鳥部】（※コメント欄より、弊社の活動を命名していただきました）

壊された巣を補修しているツバメ？