兵庫県丹波篠山市立西紀小学校の全児童(58人)が、同校そばの田んぼで田植えを体験した。気温は高かったが、水温はまだ低く、「冷たーい」「ぬるぬるする」と、はしゃぎながら田植えを楽しんでいた。
自身の子ども3人が同校に通う西紀農産加工組合の川崎剛代表理事(50)の指導で、児童たちは約6アールの田んぼで2学年ごとに懸命に植えた。児童たちは苗の束から2、3本ずつを取り、目印のひもに沿ってきれいに植え付けていった。
懸命に植えていた2年生の児童は「ぬるぬるして嫌だったけれど、楽しかった」と言い、最後の田植えとなった6年生の児童は「毎年、自分たちが育てたお米は余計おいしく感じる」と話していた。