兵庫県丹波篠山市の篠山城跡三の丸広場などで「第8回篠山よさこいまつり2023」(同実行委員会主催=上羽裕樹委員長)が開かれた。昨年はコロナ禍が影響し、規模を縮小して3年ぶりに開催。今年はコロナ禍前までのような活気が戻った。
丹波地域4チームを含む近隣から28チームが参加し、4年ぶりの通常開催の喜びを踊りで伝えていた。新企画として市役所前を歩行者天国にしたパレード演舞があったほか、23店舗が軒を連ねた飲食ブースも活況。好天も味方し、会場は大勢の踊り子と来場者でにぎわいを見せていた。
演舞中、音楽が止まるアクシデントに見舞われるチームもあったが、踊り子たちは舞を止めることなく、全員で「ワン、ツー、スリー、フォー」と発声してリズムを刻み、息の合った演舞を披露。観客も手拍子を送ってサポートし、舞台と会場が一体となっていた。
パレードには12チームが参加。沿道の観客が見守る中、踊り子たちはスピーカーを荷台に積んだトラックに先導され、ステージと違い、前へ進むという新たな動きを加えながら、迫力のある舞を上演していた。観客が気に入った踊り子の首に篠山産業高校の生徒が作ったメダルを掛けるシーンも見られた。