兵庫県丹波篠山市内の民家の軒先などで、ツバメたちが巣作りに励んでいる。市内では春先から巣作りが始まり、すでにヒナが巣立った場所もあるが、7月ごろまでは巣作りが続く。
昨年以前にできた”中古物件”を再利用するケースもあるが、今まさに”新築中”の巣では、ツバメがひっきりなしに出入りし、水田などから運んできた泥やわらなどで、忙しく「おうちづくり」に励んでいる。
住民の女性は、「最初はフンが落とされたら困ると思っていたけれど、今となっては頑張る姿に感動さえします」とほほ笑む。
巣が完成し、ヒナが生まれたとしても、カラスやヘビなどの天敵にやられてしまうことがある。どちらも生き抜くためで、命はまた違う種の中につながっていくのだとわかってはいるが、必死に巣作りをするツバメを見ていると、「無事にヒナが育ちますように」と願わざるを得ない。
【丹波新聞鳥部】(※コメント欄より、弊社の活動を命名していただきました)