7月に期間限定の駄菓子屋をオープンする大地さん＝兵庫県丹波篠山市内で

兵庫県丹波篠山市の大地友代さん（44）が、7月の毎週日曜日（16日以外）の午前11時―午後3時、同市大沢にあるJR篠山口駅の改札横にあるスペース「丹波篠山スクエア」で期間限定の駄菓子屋「ぽっぽ堂」をオープンする。

駄菓子は10―50円の約50種類を用意。射的は5発300円で、的を倒せなくても駄菓子数点をプレゼントする。卵焼きとお好みソースをはさんだ「たこせん」（200円）もある。

大阪にある射的にはまっている小学1年生の息子の「射的屋の店主になりたい」という夢をかなえ、市内の子どもたちにも自分で買い物をする楽しさを味わってもらいたいと企画。市民や団体が日替わりで出店するスクエアを会場にすることを思いついた。

大地さんは、「昔はお金を握りしめて駄菓子を買いに行くのが楽しみだったけれど、今の子どもたちはなかなか体験しないと思う」と言い、「田舎は車社会なので電車に乗ったり、見たりすることも少ない。駄菓子屋を目当てに駅に来てもらい、お菓子を食べながら電車を見たりしてくれたら、駅の活性化にもつながるかも。たくさんの子どもたちに遊びに来てほしい」と来場を呼びかけている。