兵庫県丹波篠山市内の里山に見慣れない鳥の姿。レンズ越しにのぞいてみると、どうやら「ヤマガラ」の幼鳥のよう。巣立ったばかりか、親鳥とはずいぶん色が違う。
成鳥は全長14センチで、ほぼ全国に分布。背中と翼は灰色で腹部は褐色、頭は黒く、顔は白っぽいなど、なかなかカラフルだ。
一方の幼鳥は、頭部と羽が灰色であとは白。これから成長とともに色が変化していく。
少し産毛が残っており、ちょっとモフっとした印象で、まだまだ愛らしい。とはいえ、巣立ちは
厳しい自然の中で生きていかないといけないということ。「巣立ちました」とばかりに精いっぱい羽ばたきながら木々の間を飛び回る姿に、なぜか目頭が熱くなった。
【丹波新聞鳥部】(※コメント欄より、弊社の活動を命名していただきました)