謎の石柱!?―。兵庫県丹波市氷上町石生の水分橋近くで料亭大和を営む余田亮一さん(70)が、料亭前を流れる高谷川で石積みアートを楽しんでいる。川のせせらぎの中に、絶秒なバランスでたたずむ石の組み合わせが「涼」を感じる異空間を演出している。
同川はホタルの乱舞が見られるポイントとしても知られ、日頃から川の美化に努めている余田さんが、遊び心で始めた。
川を掃除している際にふと、テレビで見た石積みアートを思い出した。川床の石を拾っては組み合わせ、バランスを取る。「ちょっと難しいかな、と思う組み合わせで、うまくバランスが取れたときは達成感がある」と笑う。崩れたら、また違う積み方を楽しむ。
「『いいね』と言ってくれる人や『手を合わせたくなる』という人など、いろんな反応が聞けて面白い」と話していた。