ピンクちゃん現る ピンク色のショウリョウバッタ 色素異常の個体か

2023.07.22
注目自然

ビニールハウスで見つかったピンク色のショウリョウバッタ=2023年7月22日午前11時44分、兵庫県丹波篠山市小枕で

兵庫県丹波篠山市小枕にある「農福連携」の就労継続支援B型事業所「たすきファーム」のビニールハウスで、ピンク色の「ショウリョウバッタ」が見つかった。

体長約8センチ。羽が生え切っておらず、まだ子どものピンクちゃんだ。

通常のショウリョウバッタは緑色か茶色で、ピンク色の個体は色素異常の突然変異とみられる。目立つ色をしているため天敵に狙われやすく、見つかるのは珍しい。

ミニトマトを栽培しているハウス。事業所代表の橋元工さん(54)が作業中に見つけた。「バッタとは思わなかったので、びっくりした」と目を丸くする。

同事業所の倉庫では先日、人の背よりも低い位置で野鳥の「キセキレイ」が営巣し、子育てをしていたばかり。またも珍しい生き物との遭遇となった。

橋元さんは、「バッタはおんぶするので、幸せをおんぶしてきてくれたら」とほほ笑んでいる。

【丹波新聞虫部】

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