兵庫県丹波篠山市今福の畑利清さん(75)の田んぼで、楕円形で等間隔に5カ所、イネが枯れているのが見つかった。病気ではなく、何者かが除草剤をかけた可能性もあるが、原因は不明。畑さんの友人らは「UFOが着陸したんちゃうか」と言い、畑さんは、「もうちょっとうまく着陸してよ」と眉間にしわを寄せている。
大きいもので直径3メートルほど。あぜから1メートルほど入った場所で、1・5メートルほどの間隔を空けて枯れている。畑さんが7月中旬に周囲の草刈りをするまで気が付かなかったという。
稲の病気「いもち病」だったら大変と、JAの職員に見てもらったが、病気ではなかった。可能性として最も高いのは除草剤だが、枯れたイネの成分分析をしないと分からないため、現時点では原因は不明という。落雷で稲が枯れるケースもあるとされる。
現場は明治期に宇宙から「隕鉄」が落下した場所のすぐ近く。畑さんが交流サイト(SNS)に写真をアップすると、友人たちが、「宇宙人の仕業」「UFOが着陸したのでは」などとコメントを寄せた。
隕鉄発見者の孫でもある畑さんは、「除草剤にしてもうまく投げ入れないと手前も枯れるはず。なんなんやろか」と首をかしげている。