今年度末で閉校する兵庫県丹波市立前山小学校で、児童たちにプールを開放する閉校イベント「前山リゾート」が開かれた。同校PTAが「思い出に」と企画。1―6年生計51人が、浮き輪や水鉄砲を使った水遊びや水中競技に興じ、笑顔をはじけさせた。
イベントは夏休みの地区水泳の一環で、3日間開く。プールサイドで縁日なども企画している。
初回は「前山リゾートカップ」と題して開いた。10人の保護者が運営を手伝ったり、見守ったりした。プールサイドには、スライダーとミニすべり台のアトラクションも設けた。
玉入れでは、プールに無数のカラーボールを投入。児童たちは、手首に巻いたリストバンドと同じ色の紙が貼られた、保護者が持つ籠の中に入れて、数を競った。
水に浮く約15メートルの緩衝材を駆け抜ける「ゴザ走り」にも挑戦。バランスを崩しながらも、軽やかに”完走”すると、周囲から拍手が送られた。
6年生の児童は「みんなで遊べて仲良くなれた。良い思い出になりそう」と話した。