兵庫県丹波市市島町東勅使の住民たちが、7、8月の早朝週5ー6日、東勅使公民館でラジオ体操に励んでいる。同集落の老人会「和光会」(髙畑莞爾会長)が主催し、およそ30年続く伝統行事。幼児から90代までの老若男女が集う貴重な交流の場になっている。
午前6時ごろからお年寄りが中心に集まり、世間話に花を咲かせる。眠い目をこすりながら訪れる子どもたちとは「おはよう」とあいさつを交わす。
ラジオ体操は午前6時半ごろにスタートする。約30人がラジオから流れる音声に合わせて元気よく体を動かし、汗を流す。体操を終えると、大人はカードにハンコを、子どもはキャラクターシールを貼ってもらう。
毎日参加しているという野崎マツエさん(85)は「健康になるし、皆さんに会えるのが楽しみ。子どもからは元気をいただいている」とにっこり。小学1年の男の子は「起きれた日は来る。体操をしながら空を見ると気持ち良い」とはにかんだ。