ソフトテニス全国大会団体3位 市野正高さん(丹波篠山市)

2022.10.23
たんばのひと

市野正高さん

生涯スポーツの受け皿に

岩手県北上市でこのほど開かれた「日本スポーツマスターズ」ソフトテニス競技(団体)に兵庫県代表として出場。45歳以上の男子が対戦する5番手でフル出場し活躍。同大会が始まった2006年以来、チーム初のベスト4入りに貢献した。
24都道県が参加。準々決勝で3連覇が懸かっていた愛知県と対戦。2―2で5番手勝負とな
り、西日本1位のペアと戦うことに。「『当たって砕けろ』の精神で集中して攻め切った」結
果、4―0のストレート勝ちを収めた。「チームのみんながびっくりしていた。予選リーグで東日本2位のペア、準決勝で東日本1位のペアと対戦でき、良い経験になった」
ソフトテニスとの出合いは、今田中学校入学時の部活動体験。「1打目がうまく打てて、いけるかも」と入部。しかし、2年の新人戦まで大会では1勝もできなかった。「悔しくて先生に厳しい練習を懇願して必死で練習し」、3年の郡総体で優勝、丹有3位に入った。篠山鳳鳴高時代は丹有優勝を果たした。
大学時代や、社会人になった頃はラケットを振る機会がなかったが、三田クラブの選手に誘われ再開。2000年には、鳳鳴高OB4人と今田ソフトテニスクラブを立ち上げた。三田や神戸の選手が多くなり、5年ほど前から吉川総合運動公園に練習場を移した。「子どもから大人までつながりができて楽しい。子どもたちが試合に勝つようになると、こちらもうれしくな
る」
「ソフトテニスは生涯ずっと続けられるスポーツ。部活動でやっていた選手も多く、再開する人も多い。少しでもその受け皿になれば」。47歳。

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