兵庫県丹波市山南町下滝の「上久下の森診療所」の待合室内の植木鉢で、鮮やかな黄色いキノコが見つかった。熱帯原産のコガネキヌカラカサタケとみられる。色合いや、数日で枯れてしまう寿命の短さから「幸運のキノコ」とも呼ばれる。スタッフや患者の間で「何これ」「面白い」などと話題になっている。
高さは8センチ、かさの直径は7センチほど。本州では自生せず、熱帯地方から持ち込まれた腐葉土に混ざった菌から発生するケースがある。毒性は不明。
28日、スタッフの安井章子さんと谷後京子さんが掃除中、観葉植物のモンステラを栽培する植木鉢で、見慣れぬ2本の黄色いキノコに気付いた。ツクシのような形状だったが、29日にはかさが開いた。
二人は「生命力を感じる。ほっこりして、幸せな気分になる」と笑顔を見せた。