秋風にふわり 600平方メートルのコスモス見頃 「景観の美化に」と種まき

2023.10.10
地域自然

見頃を迎えた森田さん宅のコスモス=兵庫県丹波篠山市今田町今田で

兵庫県丹波篠山市今田町今田の森田忠司さん宅のコスモスの群落が見頃を迎え、近隣住民や目の前の国道372号を走るドライバーたちの目を楽しませている。約600平方メートルの範囲に咲き乱れ、秋風にふわりふわりと揺れている。見頃は今月中旬まで続くという。

もともとは道路拡張工事に伴う残土を埋め立てた場所。ごろごろとした石が多く、田畑として利用するには不向きだったため、森田さんが「景観美化に」と、十数年前にコスモスの種をまいた。それ以後、自然交配を繰り返し、毎年、無数の花を咲かせている。以前は、赤紫やピンク色の花も多く見られたが、年々、白色が目立つようになってきたという。

森田家は40年ほど前まで、今田町特産の凍豆腐(高野豆腐)を製造する「敷嶋冷凍食品」を営んでいた。その屋号にちなみ、この場所を「しきしまコスモス園」と命名し、来園を呼びかけている。

森田さんは、「今田町の東側の立杭地区では陶器まつりが始まり、にぎわいを見せている。われわれの西側でも華やかな話題を提供し、明るい今田をPRしたい」と話している。

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