兵庫県丹波篠山市今田町本荘で9日、住吉神社の秋祭りが行われ、コロナ禍以来4年ぶりに子ども神輿の巡行が復活した。中学生以下の子どもたち約20人が、2基の神輿を引いて地区内を練り歩き、中継点では太鼓を叩きながら唄を歌い、沿道で見守る住民らを景気づけた。
太鼓は、氏子会(しんこう会=畠中圭亮会長)が指導し、今月に入って3回の練習を重ねてきた。4年ぶりにバチを握った6年生児童は「最初は歌詞や手の動きが分からなかったけど、リズムを思い出すと割とすぐに覚えられた。みんなで本荘を1周できてうれしい」と笑顔だった。
また、同集落の女性(91)は「子どもが少なくなってきて心配していたけれど、お天気も良く、いい神輿が見られてよかった」と喜んでいた。