地元では「乳の木さん」の愛称で知られる、常瀧寺(兵庫県丹波市青垣町大名草)の近畿最大のイチョウのライトアップと夜の山歩きイベント「幻想銀杏」(常瀧寺の大イチョウ再興プロジェクト主催)が18、19、25、26の4日間、開かれる。山の中腹にある大イチョウを照明で照らし、暗闇に浮かび上がらせる。点灯セレモニーで生演奏がある。
境内で午後4時から受け付け。山道を30―40分歩き、大イチョウへ。同5時半からセレモニー。照明は同5時45分―同9時。最終受け付けは同8時半。雨天中止。
18日はシンガーソングライターの足立大地さん、19日は丹波市少年少女合唱団、25日は二人囃子(ギター、オカリナ、サックス、ボーカル)が出演。山の上でコーヒーなど飲料、山の下でおにぎりと豚汁の販売がある。
照明を担当する谷卓磨さん(38)は、「照明の位置や角度を変えた。去年よりうまくいくように重ねて準備した。楽しんでもらえれば」と話している。
昨年、初めて1夜限りで実施した。黄葉時期は、例年11月下旬。
入場料一般600円、中学・高校生300円、小学生以下無料。境内で受け付けし、小型ライトを受け取る。登山道も一部明かりをともす。ライトの数に限りがあるので、持参を推奨する。
また、同町神楽自治振興会は19日午後4―6時、青垣町小稗公民館で「伝えたい神楽の歴史&幻想銀杏by小稗」を開く。同公民館から直線距離で約1・5キロ南に位置する常瀧寺大イチョウのライトアップを観賞する。
午後4時、下野美彦さんから「古文書から紐解く神楽地域の歴史」の話を聞き、大イチョウの点灯式の様子をオンライン中継で観賞。芋煮の振る舞いも。