兵庫県丹波篠山市を流れる篠山川で、冬鳥の「ヒドリガモ」が冷たい水に顔を付けながら”食事”に励んでいる。雌雄の色の違いがはっきりとわかり、2羽ずつペアになって行動する姿が仲睦まじい。
全長約48センチ。オスの頭は赤褐色、胸は少し薄い赤褐色、背中は主に灰色。メスは全体的に褐色。冬鳥として全国に飛来し、つがいになって北方に帰っていく。
コガモなどと同様、渡ってきた当初のオスは、メスと同じような色(エクリプス)で見分けが難しいが、徐々に色を変えていき、やがてつがいとなる。
師走の忙殺から現実逃避するため、レンズ越しにじっくりとカップルを眺めていたが、ヒドリガモたちはせわしなく水草をついばみ続けている。「お互い忙しいなぁ」とつぶやいてから仕事に戻った。
【丹波新聞鳥部】(※コメント欄より、弊社の活動を命名していただきました)