兵庫県丹波市氷上町犬岡の野菜直売所、ひかみ四季彩館に、世界一重い大根としてギネスブックに認定されている「桜島大根」がお目見えした。一般的な丸大根とは葉の形が異なっており、珍しいと話題になっている。売り物と並んでいるが、非売品。
同施設副会長の井上義昭さんに頼まれて7、8年、同大根を栽培している芦田範行さん(71)=同町=が持ち込んだ。葉の伸びが旺盛で、株間が1メートルほど必要。もっと大きくなるが、ひび割れを嫌い、小ぶりなうちに収穫した。それでも一般的な丸大根より大きい。
芦田さんは「甘味があり、おいしい。1株当たりの栽培面積が結構いるので、出荷するほどは作れない」と話している。