茶道、着付けなどの日本の伝統文化やアロマなどの癒しの体験を提供している心と身体のリラクゼーションスペース「LA―HOJU (ラホウジュ)」(兵庫県丹波篠山市今田町本荘)にこのほど、譲渡型保護猫カフェがオープンした。運営する一般社団法人「丹波篠山いぬねこ友の会」の代表理事、酒井由美子さん(36)が、「人も動物も同じ命として扱われ、殺処分ゼロになる社会を目指したい」という子どもの頃からの強い思いを具現化した。1組貸し切りの予約制。飼い主探しの譲渡型のため、触れ合って相性が良いと感じたら、2週間のお試し飼育が可能で、条件が整えば家族として迎え入れることができる。
26日時点で、猫18 匹、犬2匹を保護している。
鑑賞部屋と触れ合い部屋があり、触れ合い部屋に足を踏み入れると、しっぽをピーンと立てた、たくさんの猫が出迎えてくれる。腰を下ろすと、わらわらと集まって来て、ひとしきりにおいを嗅ぎ終えると、ひざの上に乗ったり、「なでてー」といわんばかりに体をすり寄せたりしてきてゴロゴロと喉を鳴らしている。
また、さまざまな資格を持つ酒井さんがそれらを生かし、猫カフェのほかに、カバラ数秘術鑑定やアロマワークショップ、カードリーディング、煎茶道や着付け体験など多彩なメニューを用意している。