兵庫県丹波篠山市内で畑に据えられたブルーシートに飛来したのは、野鳥の「モズ」だ。
全長約20センチ。スズメなどと同様、寒い時期に対応するため、脂肪を蓄えたり、羽の中に空気の層を作ることから「モフモフ」に膨らんでいる。
「モズのはやにえ」と呼ばれ、バッタやカエルなどの獲物を枝などに串刺しにする変わった習性があることから、江戸時代には「凶鳥」とされたが、モフモフもはやにえも、自然の知恵とたくましさを私たちに伝えてくれる。
市内は14日、最高気温17度と春の陽気。しばらくは温かい日が続くため、膨らんだ鳥たちも少しずつスリムになっていくかもしれない。「こちらもダイエットせねば」と気を引き締めた。
【丹波新聞鳥部】(※コメント欄より、弊社の活動を命名していただきました)