ようやく春本番を迎えている兵庫県丹波篠山市内の空に、夏鳥「ツバメ」たちが舞い始めた。
暖かい東南アジアや九州地方などで越冬していたツバメたち。今はまだ飛び交っては電線などで少し羽を休めることを繰り返しているが、しばらくすると家の軒先などに巣を作り、夏にかけて子育てに励む。
同市は市の鳥に「ツバメ」と「カワセミ」を制定している。カワセミは清流のイメージから、ツバメは田植え時期に飛ぶことから「農都」にふさわしいほか、子育てのために帰ってくる姿は、同市の移住定住施策にもつながるとして選んでいる。
1日から新年度。ツバメたちも繁殖地での「新生活」がスタートした。久しぶりに見る鮮やかな飛翔と愛らしい姿に、「おかえり。子育てがんばって」とつぶやいた。
【丹波新聞鳥部】(※コメント欄より、弊社の活動を命名していただきました。今年度もよろしくお願いします)