兵庫県丹波市山南町池谷の荻野憲俊さん(93)宅で、鮮やかな黄色の花をした西洋カタクリが見ごろを迎えている。荻野さんによると「今年は例年より花の数が多い」と話している。
荻野さんによると、一般的な紫色のカタクリに比べ、株や花がやや大きく、1株に2、3輪の花をつけるのが特徴。花を通じて人が集い、地域の活性化につながればと、可憐な黄色のカタクリを含め珍しい花を育てている。
自然に近づけた環境で育てようと、花壇に勾配をつけ、周囲に「ベニマンサク」など背が高い木を複数植えることで、直射日光ではなく木漏れ日が当たるように工夫している。
荻野さんは「ほかにも、よそにはない花を植えている。ぜひ見に来てほしい」と話している。