自宅に眠る品でフリマ ご近所さんで呼びかけ 地域拠点で初のイベント

2024.05.04
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フリーマーケットへの来場を呼びかける「たまて箱」の3人=兵庫県丹波市柏原町北中で

自宅に眠る“使えるのに使わない物”を買ってもらい、循環型の環境づくりにつなげようと、兵庫県丹波市柏原町北中自治会の女性3人でつくるグループ「たまて箱」が5月5、6の両日、地元の北中集落センター(同町北中)で初めてのフリーマーケットを開く。出品者は同自治会住民のみで、来場は地域外の人にも広く呼びかけている。地域住民には店番をしてもらうことで、コロナ禍で薄れた住民同士の交流につなげる。発起人の西野裕子さん(66)は、「ごみにして捨ててしまうのではなく、価値を認めてもらえる人に買ってもらう。循環型の社会への一歩になれば」と話している。

食器や本、服、タオル、雑貨など、食料品以外を出品予定。現在、地域住民に出品を呼びかけるチラシを配布しており、何が並ぶかは当日のお楽しみ。

断捨離を目的に、家の中の整理をしていた西野さん。当初、個人でガレージセールを開こうと考えていたが、“ご近所さん”の大西美栄子さん(71)、松本恵子さん(75)に相談すると、とんとん拍子でイベント開催の話が盛り上がった。

このほど同自治会の自主サークルに位置付けられた。3人によると、コロナ禍で住民同士が顔を合わす催しが減り、触れ合いの場になれば、との意味合いも持たせた。交流を深めることで、災害時の安否確認などにも役立つと考えている。

8、11月にもフリーマーケットを予定。3人は「地元にとっては住民の集いの場になれば。来場者には“開けてびっくり”な良い物に出合ってほしい」と話している。

両日共に午前10時から。5日は午後4時まで、6日は正午まで。買い物袋を持参すること。

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