球状に集まった白い花が特徴的な多年草「シロツメクサ」。初夏を迎えた兵庫県丹波市内でも花が咲き始めたが、今回見つかったものは一風変わっていて―。
市内の女性が見つけたシロツメクサは、球状の花からさらに上へ1本の茎が「にょきっ」と伸び、先端に花をつけている。「大きなシロツメクサだと思って採ったら“ちょんまげ”が付いていた」。確かに先端がふさっとした「茶筅髷(ちゃせんまげ)」のようにも見える。
「貫生(かんせい)」と呼ばれる現象とみられ、一度止まった植物の生長点が再び活性化し、花の上にまた花ができることがあるという。
シロツメクサの別名クローバーと言えば、「幸せを呼ぶ四つ葉のクローバー」。四つ葉より珍しいかもしれない「ちょんまげ」も探してみては?