兵庫県尼崎市内の2保育園の園児計38人が21日、同県丹波市春日町野上野(のこの)地区の水田(約8㌃)で田植えを体験した。両園は、農薬や化学肥料を減らした同地区産の特別栽培米「春日庄米」を給食で使用しており、食育の一環で企画。住民7人が見守る中、泥の感覚を楽しみながら苗を植えた。住民7人が見守る中、泥の感覚を楽しみながら苗を植えた。
体験したのは、2014年の丹波市豪雨災害後に復興支援に協力した関西国際大学(同県)系列の「汐江ふたば保育園」「塚口北ふたば保育園」の5歳児組の園児たち。
園児たちは、泥の中に恐る恐る足を踏み入れ、にぎやかな声を響かせた。住民たちから植える苗の本数などのアドバイスを受け、慣れない手つきで植えていった。
水田で泳ぐオタマジャクシなどの生物もじっくりと観察。体験後には、地区の交流拠点施設「ゆめの樹」に移動し、同地区産の米で作られたおにぎりを味わった。
園児の一人は「楽しかった。泥がぬるぬるしていて気持ち良かった」とはにかんだ。