幅広い年代の294人がエントリーしたトライアスロン大会「みんなのチャレンジトライアスロンin丹波青垣」(みんチャロン2019実行委員会主催)が、兵庫県丹波市のグリーンベル青垣特設コースで開かれた。スイム(水泳)、バイク(自転車)、ラン(長距離走)の3種目をこなす「鉄人」たちが、新緑に囲まれた青垣をさっそうと駆け抜けた。新設した未就学児クラスには4、5歳児を中心に17人が出場。かわいらしい姿に大きな声援が送られた。
キッズA(小学1・2年)、同B(同3・4年)、同C(同5・6年)、ジュニアA(中学生)、ジュニアB(高校生)、大学生、一般(18歳以上)、パラ、リレー、初心者、未就学児のクラスがあった。
クラスによって距離は異なるが、スイムを終えた出場者は、トランジションエリアで自転車に乗り、田園風景の中に走り出した。バイクを終えるとシューズに履き替え、歯を食いしばりながら懸命に走った。
新設の未就学児クラスは、来場者みんなで声援を送ってほしいと、プログラムの最後に位置付けた。同施設の植え込み周辺にこしらえた特設コースで実施。小プールで両手、両足を付けた「ワニさん歩き」でスイム(20メートル)を終えた後、屋外に飛び出し小さな自転車で200メートルを疾走。最後は100メートルのランを走り切ってフィニッシュした。懸命に競技する子どもたちに、「頑張れー」「楽しんでー」などと声援が飛んでいた。
実行委員長の松井崇好さんは、「近畿では、小学6年生までの子どもたちが最も多く参加する大会と聞いており、今回も160人がエントリーしてくれた」と笑顔。「競技性より、楽しむ大会を目指しているので、和気あいあいとしていて良かった」と話していた。