魚のさばき方や調理などを学び、海の恵みに感謝する気持ちを育む「出前おさかな講習会」が7日、兵庫県丹波市立春日部小学校であった。5、6年生計30人が、包丁を使ってアジを3枚におろし、ソテーにして味わった。
県漁業協同組合連合会や県などでつくる「ひょうご豊かな海発信プロジェクト協議会」の主催。食育の一環で同校が依頼し、同連合会の講師2人を招いた。
「お肉と違って魚は身がやわらかい。包丁を軽く握り、引いて切るように」という講師のアドバイスを参考に、慎重に魚をさばいた。ウロコや頭、内臓も取った。
ソテーは塩、こしょうをまぶして中火で焼き上げ、素材本来の味を堪能した。児童の一人は「スムーズにおろすのが難しかった。魚の命や釣ってくれる人、料理を作ってくれる人に『ありがたい』と思った」と話した。