スポーツやゲームとして人気の「ダーツ」を兵庫県丹波市で広めようと、地域プロデューサーの清水健矢さん(29)らが「丹波ダーツ協会」を立ち上げ、市内3カ所で6、7月に無料体験会を計画している。その後、第1回大会も開く予定。協会代表の清水さんは「老若男女、誰でも楽しめるのがいいところ。いろんな人とつながれるコミュニケーションツールとして活用していきたい」と話している。
同市氷上町絹山でライブラリーカフェ「mamimumemo BOOK BOOK(まみむめもブックブック)」を運営する足立真美さん(43)・光洋さん(42)夫妻が1月ごろ、店にダーツボードを設置。光洋さんは昔、経験があり、「大人も子どもも楽しめる」と、改めて面白さに気づいたという。
同店で体験した清水さんも面白さにはまり、同市青垣町大名草で運営する古民家施設「Tamba Creative HUB(タンバ クリエイティブ ハブ)」にダーツセットを導入。友人でダーツ経験者だった日高智貴さん(51)と妻の圭さん(37)も、自宅工房「森の、おこぼれ」に同じセットを設置した。足立さん、日高さんは、協力店として体験会場を提供する。
いずれも、使っているのは、同じメーカーの家庭用電子ダーツボード。スマートフォンのアプリを使用してプレーでき、オンライン対戦もできる。
「プロもいる競技だが、丹波のダーツは人とつながるあったかいダーツを目指したい」と日高さん。清水さんは「設置場所を増やして観光資源にし、丹波をダーツのまちにしたい」と話している。
体験会の日程は▽6月16日午後3―8時、mamimumemo BOOK BOOK▽21日午後6―9時、Tamba Creative HUB(要予約)▽7月17日午後7―9時、「森の、おこぼれ」(同)―。大会は、7月26日(予選)と8月3日(決勝トーナメント)に「mamimumemo―」で開催。参加費500円。ダーツ用品が買える商品券を副賞として用意する。
申し込みや詳細は、同協会のホームページ(tamba-darts.com)で。