山南家庭バレーボールまつり実行委員長 村上雅雄さん(丹波市)

2024.06.22
たんばのひと

村上雅雄さん

スポーツで地域に貢献

毎年、秋に丹波市山南町内で開かれる「山南家庭バレーボールまつり」の実行委員長をはじめ、同町や地元・小川地区のスポーツにちなんだ数々の活動で中心的な役割を担っている。「子どもの頃から好きなスポーツで、地域の役に立ちたい」という自身の強い思いを体現している。

9月29日に開くバレーボールまつりは2006年に始まり、今年で17回目。当時の体育指導委員やバレー愛好家で始めたもので、自身は審判長だった。子どもから高齢者まで、幅広い世代のバレー好きが参加しており、「他地域にはない大会。できるだけ続けたい」と話す。

今年3月まで18年間、地元のスポーツクラブ21小川の会長を務めたほか、過去には小川の少年野球クラブ、少女バレーボールクラブの監督を歴任。現在は、西日本大会2部で準優勝に輝いたこともある草野球チーム「ブラック・コスモス」や、村森自治会のソフトボールチーム「キフネーズ」の監督を務めている。

学生時代の部活動は軟式テニスや陸上競技で、バレーや野球の経験はない。それでも子どもたちの指導にあたり、「あいさつができる子どもになってほしかったし、共に勝つ喜び、負ける悔しさを味わえた。今でも久しぶりに当時のメンバーに出会うと『監督』と言ってくれるのがうれしい」と目を細める。

スポーツを通じて得たものを「財産」と表現する。「人とのつながりが増えた。これが一番」と語る。

夢は、バレーボールまつりに家族チームをつくって出場すること。「自分たち夫婦と子ども、孫がメンバー。『村上家』として出ることができたら」。67歳。

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