ビッグな供物 23キロ超のお化けスイカ 檀家が寺に「ご先祖もびっくり」

2024.08.08
丹波市地域地域

盆の供物にと23キロ超の「お化けスイカ」を持ち込んだ檀家の稲継さん(左)と西山住職=2024年8月7日午後6時23分、兵庫県丹波市柏原町柏原で

兵庫県丹波市柏原町柏原にあり、毎年、盆の供物にと檀家が育てたスイカが持ち込まれる「西福寺」に7日、ひと際大きいスイカが持ち込まれた。「お化けスイカ。ご本尊もご先祖様もビックリ」と話題になっている。

重さ23・1キロ、玉周り115センチで、平均的なスイカの約3倍。盆の間供え、参拝者に見てもらう。

近くに住む檀家の稲継忠明さん(80)が育てたもの。栽培60年の大ベテランにして過去最大の大物が実った。毎年、10キロ程度のレギュラーサイズを4、5個供えており、「今年はぜひこれを」とこの日収穫したスイカを持ち込んだ。

寺の近くで巨大スイカが育っているうわさを聞いた同寺の西山顕證住職が収穫前に畑に見に行き、あまりの大きさにビックリしたという。

稲継さんは「お供えすると、畑にあった時よりいっそう大きく見える。いい供養ができた」としみじみ。西山住職は「お下がりを頂戴するが、半分に切っても冷蔵庫に入らない。浴槽に氷を入れ冷やそうかな」と、ビッグな供物に笑顔だった。

関連記事