兵庫県丹波篠山市内の水辺で野鳥「カイツブリ」のひながすくすくと成長している。
黒と赤茶色の成鳥は全長26センチほどで、潜水が得意。一方、7月下旬に誕生したひなは頭や首に特徴的な白黒の斑紋があり、目の色も違う。
数日前まで親の背中に潜り込んで天敵から身を守っていたひなたち。今では親の後をついて泳ぎ回り、潜水の練習もし始めた。給餌してもらうことも多く、隙あらば親におんぶしてもらおうとするなど、まだまだ子どもらしさも残る。
ただ、時折、一番体が大きいひなを親が追い立てるような素ぶりを見せる。巣立ちの時が近づいている証拠かもしれない。
厳しくも見えるが、自然界で一人でも生きていけるよう、親からの激励でもある。「悲しいけど、がんばってな」とレンズ越しにエールを送った。
【丹波新聞鳥部】(※コメント欄より、弊社の活動を命名していただきました)